こんにちは、現役カメラマンのsumireです!
プロおすすめのカメラ・レンズがあったら知りたい!
プロカメラマンのカメラ愛用メーカーってどこが多いのかな?
写真を趣味にすると悩むカメラとレンズ選び。メーカー選びにはじまりボディ・レンズも選ぶとなると
決めることがたくさんあって選択肢が多いほどどれにするか迷いますよね。
そんな時はプロが使っているカメラやレンズの選び方を参考にすると決めやすいかもしれません。
- プロの使用しているカメラ・レンズの紹介
- レンズの選び方のすすめ
- おすすめのカメラとレンズの紹介
この記事では上記の点を中心に紹介します。
未経験からプロのカメラマンに転職した筆者が、実体験をもとにレビュー。
どれを選べばいいかわからない!とお悩みのあなたはぜひ最後まで読んでくださいね。
【プロカメラマン】愛用カメラはキヤノンが多い
よくカメラマンで多いのはキヤノンかニコンと聞きますが、実際のところ
会社や企業でのカメラはダントツでキヤノンが多いです。
フォトスタジオを点々としていますが全てキヤノンでした。
そして他社のカメラマンと遭遇したときもキヤノンが多かったです。
確認したら何の会社でも問題はないけど、一番壊れにくいのがキヤノンだからとのこと。
またキヤノンは肌の色がきれいに写る、とも言われています。
レンズの種類も豊富ですし、やっぱりカメラといえばキヤノンというイメージもあるため、それも理由かもしれません。
そして気になるよく使われている機種ですが、一番多いのは6D。次に多いのは5Dmark2、3、4です。
6Dはフルサイズであり価格帯も5Dと比べるとそこまで高くないので、会社のカメラマン全員に機材を配布するとなるとベストなカメラだからが理由。
その点5Dは値段が高いため、カメラマンの中でも役職についている人に渡されていることが多いです。
個人カメラマンだと多種にわたる
フリーランスや個人で活動しているカメラマンは自分が好きなメーカーを選んでいることが多いです。
そして最近多いのは断トツでソニーです。
最近はミラーレスで撮るカメラマンも多く、ミラーレスだとソニーが有名で人気。
コンパクトで持ち運びやすいのも移動が多いカメラマンには大きなメリットです。
私もペンタックスから最近ソニーに変えましたが軽いのが本当に楽で最高です!
ブライダル・ウェディングはソニーが多い
自分の結婚式の前撮り、結婚式中の撮影をおねがいしたときも2つの会社どちらともソニーのカメラでした。
ブライダルのカメラマンはカメラを2、3個ぶらさげて瞬時に撮影しなければいけないため、
やはり軽いほうが効率も体力面においてもメリットがあるからといえるでしょう。
【プロカメラマン】カメラを買うならフルサイズをススメる
まだフルサイズのカメラをお持ちでないのでしたらフルサイズの購入をぜひおすすめします。
写真好きには憧れがあるフルサイズ。しかし価格も高いし、プロでもないし、そんなに写真うまくもないし。。と機会を逃していませんか?
フルサイズを持ったら今までのカメラの概念が変わります。
まず画角が全く違います。(35ミリ換算で〜などの説明はよく分からない方もいると思うので割愛しますが)
簡単にいうと、
- 同じレンズで同じ距離から撮影してもフルサイズカメラを使えば範囲が広く写る
- 画質がめちゃくちゃよくなる
- ノイズが乗りにくく明るく撮れる
一番は画角の見え方が違うので慣れるまでは練習も必要なため、本格的にうまくなりたいなら早くフルサイズを手に入れましょう。
いずれプロになりたい方ならはじめからフルサイズを購入して慣れるのもおすすめです!
筆者はフルサイズを買ってから写真にさらにのめり込み、カメラマンに。
フルサイズは全くの別物感があります!
メーカーはどこでもいい
写真がうまい人は何のメーカーの機材を使ってもうまいので、どれを選ぼうが技術には無関係。
なのでフルサイズであればメーカーがどこだって大丈夫。好きなメーカーで選んでくださいね。
大切なのはフルサイズの画角に慣れること。
アドバイスをするとしたら、フルサイズに対応しているレンズが少ないメーカーもあるため、
何を撮りたいかを明確にして同時にレンズも探しておくといいでしょう。
【プロカメラマン】愛用しているレンズのミリ数
カメラマンが愛用しているレンズは何を専門として撮影しているかで異なります。
レンズは下記の範囲で区分されています
- 超広角レンズ 24ミリ以下
- 広角レンズ 35ミリ以下
- 標準レンズ 35ミリー85ミリ
- 中望遠レンズ 70ミリー135ミリ
- 望遠レンズ 85ミリー300ミリ
- 超望遠レンズ 300ミリー
正直どのカメラマンも広角から望遠までカバーできるレンズは持っていますが、
ここでは何を撮るかでよく使うレンズは何ミリかをお伝えしていきます。
人物撮影は24ー200ミリ
人物撮影は広角〜望遠まで幅広く使いますが50ミリが一番よく使います。
広角・標準・望遠の比較をしてみましょう
一番使うのが真ん中の50ミリの標準レンズ。ゆがみもなく適度な距離感で一番使いやすいです。
人物撮影をメインにする方だとまずは50ミリの単焦点レンズだけでもいいと思います。
上記写真の広角の24ミリ、望遠の150ミリ〜は使いますが、使用頻度は比較的少ないです。
広角の24ミリだと被写体がゆがみすぎてしまうのと、望遠の150ミリだと結構な広さがあるスタジオじゃない限り厳しいため。
ですが外での撮影をするのであれば被写体との距離をとれるので、標準レンズではなく望遠レンズをメインに使うことが多いです。
物撮りは50ミリ〜
物撮りはゆがんでしまうと正しい商品の形ではなくなるため、基本的に50ミリ〜(標準レンズ以上)がよく使います。
上から全体を写したい時は広角レンズを使って撮影することもあります。
広角レンズ24ミリと標準レンズ60ミリの写真で比較。
上から広角24ミリで撮るとダイナミックな迫力があり、標準60ミリだと安定した印象がありますね。
どちらの良さもあり、どう演出したいかによって使い分けますが広角レンズだとやはりゆがみは出てしまいます。
物撮りはできるだけズームで撮り、被写体をゆがませないように撮ることが多いです。
物撮りをしていた会社では24ー105ミリのレンズ1本をメインに使っていました。
【プロカメラマン】レンズは何を撮りたいか考えて決める
ここでは実際に被写体によって何ミリのレンズが撮りやすいかお教えします。ぜひ参考にしてみてください。
カフェなど手元の撮影は35ミリ
広角レンズと標準レンズで比較
広角35ミリ〜がゆがみすぎず、ピントを近くに合わせられるためテーブルの食べ物を撮る際におすすめです。
(携帯の種類によってことなりますが、携帯の標準カメラくらいの距離感)
50ミリだと結構引いて被写体を調整しなければならないこともあり、場面によっては撮りづらいことも。
筆者もよくカフェに行きますが、席を離れての撮影はNGにしているところも多いので、
広角の35ミリ〜標準の50ミリをカバーしているレンズがあると便利でしょう。
建築物は15ミリがおすすめ
建物は15ミリのレンズがあると便利です。
筆者も建築を見るのが好きでよく撮りに行くのですが24ミリだと、写りきれないことが多いです。
同じ位置から、24ミリの一眼レフで撮ったもの、iPhone15の超広角レンズ14ミリで撮ったものを比較
明るさに関してはそれぞれの雰囲気に合わせて加工しているのでそこは気にせず、写っている範囲を見てみると、
24ミリだと龍が1匹とモニターが1つ、14ミリだと龍が2匹とモニターが2つ。
2つを比較すると倍以上写っている範囲が違います。(iPhoneの超広角は15ミリではなく14ミリ)
この写真は一眼レフで15ミリレンズで撮った写真。
天井と地面まで一緒に写るため、人物の大きさとも比較でき、より建物のダイナミックさが演出できました。
建築意外はどこで使うねん・・!という超広角レンズですが、いざという時に痒い所に手が届くレンズです。
なんでも撮りたいなら24ー200ミリまでカバーしたズームレンズ
いろいろなものを撮りたいのならば、24ー70ミリのズームレンズ or 24ー105ミリのズームレンズと
70ー200ミリのズームレンズを持つ、が一番おすすめ。
荷物も本体とレンズ2本で済むし、広角から望遠までカバーできるのでこれが一番おすすめです。
純正じゃなくても問題なければ、F2.8通しのズームレンズでも10万前後で手に入ります。
私も24ー70、70ー200のF2.8通しズームレンズを使っていますが便利です。
単焦点もいいですが、かさばらなく管理も楽なのがいいです。
月や飛行機を撮りたいなら300ミリ以上
遠くのものを撮影したい方は300ー400ミリ以上のレンズがおすすめ。
ただし飛行機はどの距離から撮影するか、どのカットを狙うかによって必要なレンズが変わってくるので、時には広角レンズが必要なときもあるでしょう。
遠くのものを撮る時は動くものか、月のように止まっているものかによっても変わってくるため、
この分野を撮りたい方は好みの写真を撮られているカメラマンに直接聞き確認した方が無難です。
【プロカメラマン】個人的おすすめのメーカーとレンズ
ベーシックに行くならキヤノン
何のメーカーでも問題ないですが、実際カメラマンも多く使っているためこだわらない方はキヤノンがおすすめです。
フルサイズ前提にお話していますが、6Dが価格帯に関してもおすすめ。
レンズは予算が少ない方は何を撮るかにもよりますが、まず50ミリの単焦点だけを買うのもありです。
純正でも価格も大変リーズナブルで、プロも使っているレンズで間違いがないです。
予算がある方は24ー70、24ー105など広角から望遠をカバーしているレンズを1本持つのがおすすめです。
ミラーレスがいい・売ることを考えるならソニー
ミラーレスがいい、という方はソニーがおすすめ。
またソニーは最近人気がすごく、中古でも値段が落ちにくく、逆に販売時よりも値段が上がっていることも。
もしカメラを買い替える際に売ることになったとしても、価値が落ちにくいのはメリットですよね。
SONYだとα7iii、α7ⅳがおすすめ。定価で買うとなかなかお値段がするので気にならない方は中古がおすすめですよ。
筆者はα7ⅳを中古で購入しました!
まとめ
実際にカメラマンが一番使っている会社はキヤノン、その次にミラーレス部門だとソニーでした。
ですが何のカメラ・レンズを使っても問題はないです!撮れれば問題なし!
とにかくフルサイズがまだの方はぜひデビューして新しい写真の扉を開いていただきたいです!
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