こんにちは、現役カメラマンのsumireです!
オシャレな写真が撮りたいけどどう撮ればいいかわからない!
お店の商品をきれいに撮影したいけどがわからない!
オシャレできれいな写真、誰でも撮れるようになりたいですよね。
物撮りは立派なライトが必要だと思っていませんか?
コツをつかめばライトを使わなくても自宅で簡単に撮れるんです!
現役カメラマンの筆者が経験をもとに、難しい専門用語は使わず伝授します!
この記事では自宅で誰でも簡単にシンプルでオシャレに物をとる方法【物撮り】をお教えします。
そしてライト類、ストロボ類は使わず、自然光のみで自宅でできる方法を写真を用いてわかりやすく解説していきます。
本記事のまとめ
- お手本を用意する
- レースカーテンのそばで撮る
- 部屋の電気は消して撮影する
- ズームで撮影をする
- 構図はグリッドを利用する
- クオリティを上げるには小物にもこだわる
- VSCOでフィルターをかける
これをみながら撮ると誰でもうまく撮れますよ!
【簡単物撮り】作品例
今回の記事ではこのようなシンプルな写真を撮影していきます。
いかがでしょうか?
シンプルだけど雰囲気がある写真になっているかと思います。
ポイントを押さえれば誰でも簡単に撮れますよ!早速解説していきますね
【簡単物撮り】お手本の写真を用意する
まずお手本の写真をネットで探し用意しましょう。画像を探すときにおすすめはピンタレスト。
最初は完全に全く同じに撮るのがベストですが、こういう雰囲気が撮りたい、などのやんわりな目標でも大丈夫。
これから撮る写真はどういう方向性に持っていきたいのかを具体的にします。
今回の用意した写真はこちら。
★マークがついている2つの写真をお手本にします。
お手本は大切です!イメージの引き出しが自分のなかに増えてくるまでひたすらマネが近道。
用意した物
お手本の写真に基づいて準備していきます。
- カメラ
- レンズ(70mm〜)
- 撮影用背景シート
- 被写体
- あわせる小物類
撮影用背景シートはTEMで購入しました。6枚セットで両面使えて12種類のカラーで撮影可能。
いろんなカラーが安く手に入り、防水なので汚れたらふきとれるので便利です!
TEMはいろんな撮影機材がやすく売っていて助かります!
【簡単物撮り】レースカーテンのそばで撮る
ここからは撮影方法を説明していきますね。
まず背景シートはテーブルまたは床に置きましょう。
自宅で自然光で物撮りをする際は被写体はレースカーテンのそばに置き撮影をしてください。
<ここでのポイント>
- カーテンはレースカーテンのみを使い、メインの厚手のカーテンはできるだけ外す
- レースカーテンの真横で撮影をする
- レースカーテンの色は白。できれば無地のレースカーテンを選ぶ
カーテンから差し込む自然光は被写体の大切な光になるため、
できるだけ光を阻害する他のカーテン類は外して撮影をしてください。
特にカーテンに色がついていると被写体にカーテンの色が載ってしまい変な色になってしまうので要注意。
その関係で、レースカーテンはなるべく白で無地のものを選ぶ方が無難です。
模様がついているレースカーテンはレースの影がつくのでテイストが限られます。
無地を選んだ方がいろいろなテイストに対応できますよ!
そして撮影するときはカーテンにピタッと寄りましょう。これくらいです。
なぜ寄るかというと、ギリギリまでよった方が影がやわらかくつくからです。
レースカーテンに外の硬い光がとおると、ふんわりとしたやわらかい光に変化します。
やわらかい光とは影がグラデーションのようにおち、境目がふんわりとぼやけています。
逆に硬い光とは影と光がはっきりと白黒別れてコントラストが強い光のことをいいます。
ですが、このやわらかい光も窓から離れたところに被写体を置いて撮ると硬い光になるので気をつけましょう。
もう一度今回のお手本の写真で影を確認しましょう。(右上:りんごの写真)
影が被写体の右下に落ち、ふんわりとグラデーションがかっていますね。
ここで注目するのはどこにどれくらいの硬さの影が落ちているか。
この写真に近づけるには柔らかい光で撮る=レースカーテンのそばで撮ると覚えておきましょう。
【簡単物撮り】部屋の電気は消して撮影する
自然光で撮影する際は部屋の電気は全て消してください。
なぜかというと電気の色が被写体についてしまい変な色になってしまいます。
光には温度があるのはご存じでしょうか?
白熱灯、蛍光灯を例にするとわかる通り、色がオレンジぽかったり青白かったりと違いますよね。
自然光も同じで色があります。さまざまな色の温度が一枚の写真にまざると色味が変になるので
自然光で撮る場合は自然光のみの環境を作ってください。
近くにテレビがあったら同じく消してくださいね。
周りにカラフルな色の物を置かない
ライトと同様にカラフルなものも、被写体の近くにあると色が乗ります。
右の写真のコップの左上部分は赤く光がのっていますね。
レフ板を例にするとわかりやすいかと思いますが、レフ板は基本的には白。
被写体の影がつくところに置き、影をとばす役割があります。
白だから反射して明るくなりますが、色がついているレフ板だったらどうでしょう?
そのままの色が被写体に載ってしまうのです。
人物撮影だったら洋服も同じことが言えます。
自然光の撮影は特に、隣に置くものや場所が写真の色味に影響するので気をつけましょう。
【簡単物撮り】ズームで撮影する
物撮りは基本的にゆがまない方がいいので、広角レンズではなく中望遠か望遠レンズで撮りましょう。
望遠レンズで撮ると周りが写るカ所もせまいので作り込みもせまくすむメリットも。
筆者は70ー180mmのレンズで撮影しました。
とくに今回は撮影用背景シートを使い、撮れる範囲が狭いため望遠の方がベストです!
F値は小さく背景をぼかす
レンズによって異なりますが、今回の写真はお持ちのレンズの最小のF値で撮影してください。
背景がボケると雰囲気が出やすくなるからです。
望遠で撮れば標準レンズよりも勝手にボケるので、F値が2.8なくても大丈夫ですよ。
【簡単物撮り】構図はグリッドを使用する
構図はグリッドを表示させましょう。なくても大丈夫ですが、慣れるまではあった方がベストです。
グリッドとは写真をよりバランスよく撮影するための補助線のこと。
画面上に表示される縦・横の線や、線と線の交差する交点に被写体を重ね合わせることで安定した写真に。
グリットがあると必然的に日の丸構図が避けられるのもメリットです。
写真で垢抜けする方法は被写体以外の空間も意識をすること。空間をわざと作り際立たせましょう。
【簡単物撮り】いろいろな角度・光の向きを変えてたくさん撮る
ここまで来たら撮りまくるだけです。光の向きは逆光・反逆光・サイド光であればOK
撮る位置を変えるだけで被写体の色の出かた、影のつき方、雰囲気も変わります。
いろいろな場所から撮影することで自分の知識になります。
ここはご自身でたくさん撮って
写真の印象の違いを発見してください!
カーテンの開け具合で光量を調節する
自然光だとその日の天気・時間帯によって光の硬さも光量も変わってきます。
カンカン照りの晴れの日はレースカーテンを全部閉めてもしっかりと影がつくこともありますが、
曇りや雨の日だとカーテンを閉めたら暗くうつってしまうことも。
そんな時はカーテンを開けたり、閉めたり、光量を調整しましょう。
今回の撮影でもカーテンの調節をしたので比較していきます。
いかがでしょうか?これだけ印象が変わるので、カーテンの調整はとても大切です。
これは実際の現場でもプロのカメラマンが使っているテクニックです!
順光は慣れるまでおすすめしない
順光の撮影はコツが必要なため失敗しやすいのもあり、最初からはオススメしません。
2点理由があり、
- 背景が暗くなりこわい写真になりやすい
- 自分の影が映り込みやすい
順光での撮影は簡単なように見えて撮影するのも意外とむずかしく、
パキッと強いはっきりとした印象の写真になるため、より写真の統一感が求められます。
カメラマンの本業でも順光で実際に撮影するのはほとんどありません。(風景写真は別です)
5%くらいでしょうか、それくらい滅多にないのです。
【簡単物撮り】クオリティを上げるには小物もこだわる
クオリティを上げるには一緒にうつる小物も大切です。
世界観を作ることが雰囲気のある写真への第一歩になります。
お手本をよく観察して、どういう雰囲気の小物だったら合うかをチェックしましょう。
クオリティを上げるためにはこちらの記事で解説していますのでチェックしてみてください。
モダンの小物がおすすめ
ジャンルを問わずオシャレに撮れる小物のテイストはモダンがおすすめ。
モダンとは現代的という意味でガラスやステンレス、スチール、アクリルなど無機質な素材で、直線的なシンプルでシャープなデザインを使います。
形がシンプルで洗練されたデザインの物だとよりクオリティが上がりますよ。
今回のお皿はiihoshi yumikoさんのお皿。
柔らかさもありつつもスマートな印象のお皿がたくさんあるので料理での撮影などおすすめです。
カフェでもよく使われている人気のお皿でシンプルだからこそどんな料理にも合うお皿ですね。
【簡単物撮り】VSCOでフィルターをかける
最後は色味の編集をしましょう。オススメはVSCO。
無料でオシャレなフィルターをかけることができます。
色味もオシャレで一気に雰囲気が出ました。1から1つずつ自分で調整もできますが、なんせ無料です。
時短にもなりますから活用すべし!
こちらの記事でも詳しくVSCOのよさをまとめましたのでみてみてください。
まとめ
いかがだったでしょうか?
現役プロのカメラマンが普段から撮影で意識しているポイントをお伝えしました。
ぜひ参考に撮ってみてくださいね!
わかりにくいところや疑問があればぜひコメントなどでお知らせくださいね!
コメント